院生インタビュー BBA関西を終えて 霜尾吏澄さんに聞く

実践真宗学研究科の学生が携わったイベントが、11月9日発行の中外日報に掲載されました。

イベントの名前はBBA関西(ボーズ・ビー・アンビシャス関西)※以下BBA。今回はそのBBA代表を務めた一回生の霜尾吏澄(しもお りずむ)君にインタビューを行いました。
――まず、BBAとはどのようなイベントかを教えてください。

BBAは「ボーズ・ビー・アンビシャス」の略で、若い僧侶達が語り合いの場を持つために『がんばれ仏教!』の著者である上田紀行先生の呼びかけによって発足しました。元々は関東が中心の集まりで、関西で開催されるのは今回で二回目になります。
――どのような目的で開催されているのですか?
一番の目的はやる気のある若い僧侶が超宗派で意見交換ができる場を作るという事です。しかし私個人としては、意見交換のみで終るのではなく、超宗派でのつながりを作る事をきっかけとして次の活動に繋げるスタート地点となる事と思っています。
――なぜBBAに参加され、代表役員まで務められたのですか?
私は元々個人的に自死に関する活動に関わっており、自死に関するあるイベントの中で、第一回のBBA関西のスタッフとお会いする機会があり、そこでBBAの存在を知りました。活動内容に非常に興味を持ったので、色々とお話を伺っている内にあれよあれよという間に代表役員にまでなってしまいました(笑)。
一回生 霜尾吏澄君
――ものすごい情熱ですね(笑)。では、その代表役員の目線から見て、今回のイベントは成功と言えますか?

そうですね、点数をつけるとしたら60点~70点といったところでしょうか。実際多くの人に集まって頂きましたし、誓願寺さんという本山格の寺院で開催させていただける事になりました。また当日の議論も非常に白熱し、中身の濃い内容となりました。イベントとしては勿論成功と言えます。しかし一方で、参加して頂いた方の中で所属する宗派が偏ってしまった事、またスタッフも殆どが実践真宗学研究科の友人や先輩にお願いする形になってしまった事等、BBA本来の目的である「超宗派の若手僧侶の集まり」という視点から見た場合、反省すべき点は多くあったと思います。
――辛口の評価ですね。やはり超宗派のイベントとなると参加者やスタッフの確保が大きな課題の一つとなるわけですね。
その通りです。今回は私含めスタッフの殆どが浄土真宗本願寺派であったので、当日の参加者も多くの方が浄土真宗本願寺派の僧侶の方でした。他宗派の方にも来て頂くために京都の様々な宗派の寺院に伺ったり、真宗以外の宗門系大学のゼミ室にお邪魔して宣伝したりもしたのですが・・・・・

――そこまでの活動をされていたんですね。お疲れ様です。しかし、それでも他宗派の方にあまり来て頂けなかった原因はどこにあると思われますか?

今回参加して頂いた本願寺派の方の多くは、スタッフから紹介されて参加して頂いた方です。やはり、つながりがあれば参加していただけるのですが、今回のスタッフの大半が浄土真宗本願寺派であった為、このような結果になったのだと思われます。やはり私達僧侶は他宗派の方との繋がりはほぼ皆無なのが現状です。しかしだからこそ、BBAの活動をさらに活性化させ、超宗派での繋がりを得ることができる機会を増やす必要性があると思います。
――すばらしいと思います。様々なご苦労があったと思いますが、今回のイベント全体を通して霜尾さんは何か得られたものがありますか?
やはり一言で言うとすれば「つながり」ですね。今回は一部とはいえ他宗派の方にも来て頂き、熱い議論を交わし、酒の席で交流を深める事ができました。さらに第3回のスタッフになって頂ける方も見つかりました。このような「つながり」を更に広く深くしていければいいと思います。
ハワイでの研修旅行にて
――ありがとうございます。では最後に、今回のBBAを通して得られたものやイベントの代表役員としての経験を、今後の研究活動若しくは学生生活にどのように活かされるかをお聞かせください。

今後の研究活動に直接的な関わりはあまり無いかもしれませんが、今回のイベントを通して得ることができた他宗派の方との繋がりやスタッフとしての経験は、学生生活はもちろん、今後の人生の上でも必ずプラスになると思います。また「実践真宗学研究科」という看板を背負った上でこのような超宗派のイベントに参加したという前例を作れた事が私の中で非常に価値があることだと思っています。
――なるほど、一回生なのにすでに先輩としての優しさがありますね。しかしそう考えると、私達実践真宗学研究科の「つながり」というのも得難いものであるかもしれませんね。
ありがとうございます(笑)。そうですね。私もそう思います。
――質問は以上になります。本日は貴重なお時間を割いて頂きありがとうございました。
ありがとうございました。

インタビュアー、記事作成:三ヶ本